SmartHR グレードと報酬

SmartHRの会社紹介資料 で企業研究。

評価制度

SmartHRの評価制度

SmartHRでは半年に1回の評価を実施していて、評価結果に応じて給与改定と成果給を付与しているようです。評価項目は次の3点のようです。

  • ミッション達成度:期初に目標設定を実施し、期末時の目標への達成度を見て評価
  • 価値観マッチ:7つの価値観定義がされていて、どれぐらいマッチしているか
  • 基礎スキル

月給と成果給

SmartHRの月給と成果給

SmartHRの報酬は月額の給与と半期に1回支払われる成果給(多分)で構成されています。

SmartHRのグレードと給与レンジ

グレードは全部で6つにわかれていて、グレード毎に年収レンジが設定されています。

  • 6等級:1400~
  • 5等級:900~1600+Skill AddON
  • 4等級:600~1080
  • 3等級:400~700
  • 2等級:300~500
  • 1等級:220~300

現在は1と6等級がエンジニアにはいないようです。4等級が56%、5等級が20%をしめています。

5等級が事実上の青天井設定になっていて、高スキルについてはグレード基準で評価しきれない部分があり、それを補うための設定となっているようです。

全社的な平均年収は651万となっていますが職種混在と考えると、エンジニアの平均年収は700万に到達してるかもしれないですね。

10xのグレードと報酬

10xのCulture Deck でグレード定義と報酬レンジについて公表されていました。

自社のグレードや報酬、採用フローを改善していくにあたり、世間で人気がある企業研究をすることで、アイディアを固めていこうということで今回は10x。

報酬レンジとそれぞれのグレードに何人いるかの公表は勇気がいる行動に思えます。この情報公開は当然自社内の人間も見るので、嘘を書いていたり、評価や報酬のゆがみが生じているとマイナスに働きます。社内のデモチ問題。公開できるということは、その問題が生じない社内状況にあるということで素晴らしいですね。

10xのグレード定義

10xのグレード定義

10xのエンジニア側のグレードは3つの評価軸の総和で判定しているようです。次の3つが評価軸です。

  • プロジェクトの推進力:問題発見・方針策定・要件調整など
  • 専門的なスキルの発揮:ソフトウェア開発・デザイン制作・プロダクトマネージメント
  • 組織作り:採用・メンバー支援・プロセス整備など

この評価軸に沿って、それぞれを採点した結果を総和してグレード毎にどれぐらい必要かを定義しています。10xのグレードは5段階となっています。グレード設定て何段階が妥当なのかは個人的にとても興味があるところです。

  • G5:極めて高い
  • G4:高い
  • G3:10xの標準
  • G2:標準に達することを期待
  • G1:採用対象外のためなし

10xの報酬レンジ

10xの報酬レンジ

平均年収930万。この数字を出すのも社内との兼ね合いで難しい問題がありそうだけど、出しているので偉いと思います。

  • G5:1300-1600万
  • G4:1000-1200万
  • G3:750-950万
  • G2:500-700万
  • G1:400-420万

G4が3割いて、G3が5割というのが高い平均を実現させていそうです。

10xのストックオプション

10xのストックオプション

信託型SOを導入しています。高い年収を出しつつSOも付与しているので、10年前とは市況やベンチャー情勢が大きく変わっていますね。高めの報酬とSOで人材集めをしていく必要がある世の中であることがわかりました。

10xの選考フロー

10xの選考フロー

  1. 書類選考
  2. 面接(複数回)
  3. 事前の情報付与
  4. トライアル

「情報へのアクセスを付与した上で、トライアルで取り組むイシューを提案してもらい、合意する」というとことで、評価軸の1つである「プロジェクトの推進力:問題発見・方針策定・要件調整など」の実務レベルを確認しやすそうですね。実務ベースで最終ジャッジができるのは相互でのミスマッチを予め防げるのでいい気がします。

採用候補者への開示できる情報の整備とそれに基づいて提案してもらった課題のジャッジと実際の対応ってのは迎える側も準備は必要ですが、候補者側のメリットも大きそうです。

[書籍] 人を動かす

不定期に読み返しているデール・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie)の「人を動かす」。改めて幾つかメモをしておこう。少し羅列気味。

人を非難することの無駄

前書きのエピソードを読むと、人を怒ることの意味の無さを理解することができる。怒っても、結局は防御体制にさせてしまい、なんとか正当化しようとしてしまい解決には至らない。

  • 人間はたとえ自分がどんなに間違っていても決して自分が悪いとは思いたがらないものだ
  • 他人のあら捜しは、何の役にも立たない
  • すぐさま防御体制を敷いて、なんとか自分を正当化しようとするだろう。
  • 自尊心を傷つけられた相手は、結局、反抗心を起こすことになり、誠に危険である。
  • われわれは他人からの賞賛を強く望んでいる。そして、それと同じ強さで他人からの非難を恐れる。

人を動かす秘訣

人を変えようと思っても変えられない。変えたいと思ったのなら、当人が変えようと思うように仕向けるしかない。どうすればいいのか。相手が欲しがっているものをあげることだ。それが賞賛である。

  • 人を動かす秘訣は、みずから動きたくなる気持ちを起こさせること。これが秘訣だ。
  • 人を動かすには、相手の欲しがっているものを与えるのが、唯一の方法である。
  • 人は何を欲しがっているか?
    • 重要人物たらんとする欲求。
    • 自己の重要感。
    • 偉くなりたいという願望、重要人物たらんとする欲求
    • 人間はだれしもお世辞を好む
    • 人間の持つ性情のうちでもっとも強いものは、他人に認められることを渇望する気持である。

長所を伸ばす

  • 他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。
  • 上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。
  • 人をはたらかせるには奨励が必要だと信じている。
  • 人を褒めることは大好きだが、けなすことは大きらいだ。
  • 気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える。
  • どんなに地位の高い人でも、小言を言われて働くときよりも、ほめられて働くときのほうが、仕事に熱がこもり、出来ぐあいもよくなる。
  • カーネギーは、他人を公私いずれの場合にも、ほめたたえるのである。おのれよりも賢明なる人物を身辺に集むる法を心得しものここに眠る。

お世辞ではなく感嘆

  • お世辞は、分別のある人には、まず通用しないものだ。
  • お世辞と言うものは、浅薄で、利己的で、誠意のかけらもない。
  • 通用しなくて当たり前だし、事実通用しない。
  • お世辞と感嘆はどこが違うのか。後者は真実である、前者は利己的。
  • 自分のことを考えるのをやめて、他人の長所を考えてみることにしてはどうだろう。
  • 他人の長所がわかれば、見え透いた安っぽいお世辞などはつかわなくてすむ。

思いやり

  • 他人の真価を認めようと努めるのは、日常生活では非常に大切な心掛けであるが、ついおろそかになりがちである。
  • 人間は例外なく他人から評価を受けたいと強く望んでいるのだ。
  • 深い思いやりから出る感謝の言葉をふりまきながら日々を過ごす。これが、ともを作り、人を動かす秘訣である。

関心を持つもの

  • いつでも自分の問題を解決することには、いつでも関心を持っている。
  • その問題を解決するのに、セールスマンの売ろうとしているものが
  • 役立つことを証明さえすれば、こちらから進んで買う。
  • 売りつける必要はない。
  • まず相手の心の中に強い欲求を起こさせること。これをやれる人は、万人の支持を得ることに成功し、やれない人は、ひとりの支持者を得ることにも失敗する。

[書籍] 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

錯覚資産について認識をして、それをうまく活用していくことでプラスの循環に入りやすくなる。

人の思考

  • 人の特徴
    • 客観的事実よりも、自分の直感のほうを信じる
    • 直感的に正しいと思う行動をしないと、不安で、不快で、気分が悪くなる
  • 「プラスのイメージを引き起こすもの」であれば、なんでも「全体的に優秀」という志向の錯覚を引き起こしてしまう。
  • 自分の人生の選択をするときだけは、徹底的に思考の錯覚の汚染を除去して、研ぎ澄まされた直感と論理的思考で、本当に正しい判断をしなければならないのだ
  • 無意識のうちにデフォルト値を選んでしまう
  • 判断が難しい時、人間は考えるのを放棄して、直感に従ってしまう。しかし、判断が難しい時こそ、直感はあてにならない。判断が難しい時に直感が出す答えは思考の錯覚に汚染されている
  • 思考の粘り強さが決定的に重要になる。
  • すぐに思い浮かばない情報は無視して確率判断するのが直感というもの
  • 自分が個人的に嫌いなものは常に邪悪だし、間違っているし、ろくなメリットがなく、リスクが高いのだ。

錯覚資産

  • 錯覚資産によってよい環境が手に入り、良い環境によって実力が育ち、実力があるからそれが成果を生み、その成果を利用してさらに錯覚資産を手に入れる
  • 具体的な数字が作れそうな案件は、積極的に引き受けたほうが得
  • 錯覚資産の獲得手段としては、本の執筆は、投資効果が高い
  • 自分のやり方が正しいから成功したのだというふりをしたほうが圧倒的に得
  • 人間はコントロールしたいという強い欲求を持っている。コントロールできると、より幸せで、健康で、活動的になる
  • 人の思い浮かびやすさをコントロールすることで、自分に都合のいい思考の錯覚を起こさせることができる
    • たまに会って一緒に飯を食いながら雑談することで、相手は自分のことがグイっと思い浮かびやすくなる。
  • チャンスが発生したときに、自分の所に手繰り寄せることができるように、思考の錯覚の網を広げておかなければならなに。
  • 一貫して偏ったストーリーを語らなければならない。シンプルでわかりやすいことを言いきってしまえ
  • 未来のヒットが、過去にさかのぼって、現在のあなたの才能のあるなしを書き換える
    • 試行回数を増やすのに投資したほうが、はるかに成功確率が高くなる。
    • CVRが低くてもPVを増やしてしまう戦略のほうが、効率がいい
    • サイコロを振る回数を増やすことに時間を使ったほうが、断然、成功確率は高くなる

Profile

Takahito Yamatoya

Twitter:@t_yamatoya

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