[書籍] 人を動かす
- 2022-04-08
不定期に読み返しているデール・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie)の「人を動かす」。改めて幾つかメモをしておこう。少し羅列気味
人を非難することの無駄
前書きのエピソードを読むと、人を怒ることの意味の無さを理解することができる。怒っても、結局は防御体制にさせてしまい、なんとか正当化しようとしてしまい解決には至らない。
- 人間はたとえ自分がどんなに間違っていても決して自分が悪いとは思いたがらないものだ
- 他人のあら捜しは、何の役にも立たない
- すぐさま防御体制を敷いて、なんとか自分を正当化しようとするだろう。
- 自尊心を傷つけられた相手は、結局、反抗心を起こすことになり、誠に危険である。
- われわれは他人からの賞賛を強く望んでいる。そして、それと同じ強さで他人からの非難を恐れる。
人を動かす秘訣
人を変えようと思っても変えられない。変えたいと思ったのなら、当人が変えようと思うように仕向けるしかない。どうすればいいのか。相手が欲しがっているものをあげることだ。それが賞賛である。
- 人を動かす秘訣は、みずから動きたくなる気持ちを起こさせること。これが秘訣だ。
- 人を動かすには、相手の欲しがっているものを与えるのが、唯一の方法である。
- 人は何を欲しがっているか?
- 重要人物たらんとする欲求。
- 自己の重要感。
- 偉くなりたいという願望、重要人物たらんとする欲求
- 人間はだれしもお世辞を好む
- 人間の持つ性情のうちでもっとも強いものは、他人に認められることを渇望する気持である。
長所を伸ばす
- 他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。
- 上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。
- 人をはたらかせるには奨励が必要だと信じている。
- 人を褒めることは大好きだが、けなすことは大きらいだ。
- 気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える。
- どんなに地位の高い人でも、小言を言われて働くときよりも、ほめられて働くときのほうが、仕事に熱がこもり、出来ぐあいもよくなる。
- カーネギーは、他人を公私いずれの場合にも、ほめたたえるのである。おのれよりも賢明なる人物を身辺に集むる法を心得しものここに眠る。
お世辞ではなく感嘆
- お世辞は、分別のある人には、まず通用しないものだ。
- お世辞と言うものは、浅薄で、利己的で、誠意のかけらもない。
- 通用しなくて当たり前だし、事実通用しない。
- お世辞と感嘆はどこが違うのか。後者は真実である、前者は利己的。
- 自分のことを考えるのをやめて、他人の長所を考えてみることにしてはどうだろう。
- 他人の長所がわかれば、見え透いた安っぽいお世辞などはつかわなくてすむ。
思いやり
- 他人の真価を認めようと努めるのは、日常生活では非常に大切な心掛けであるが、ついおろそかになりがちである。
- 人間は例外なく他人から評価を受けたいと強く望んでいるのだ。
- 深い思いやりから出る感謝の言葉をふりまきながら日々を過ごす。これが、ともを作り、人を動かす秘訣である。
関心を持つもの
- いつでも自分の問題を解決することには、いつでも関心を持っている。
- その問題を解決するのに、セールスマンの売ろうとしているものが
- 役立つことを証明さえすれば、こちらから進んで買う。
- 売りつける必要はない。
- まず相手の心の中に強い欲求を起こさせること。これをやれる人は、万人の支持を得ることに成功し、やれない人は、ひとりの支持者を得ることにも失敗する。