「会社を替えても、あなたは変わらない」

会社を替えても、あなたは変わらない (光文社新書 346)
海老根智仁
光文社
売り上げランキング: 459

とりあえずなにか資格を持てば、目標らしき物が見えてくるのではと、焦燥感や不安感からの逃げ場を資格に求めた節もありました。
要は、転職することだけで自分が成長する、すなわちキャリアアップできると信じてる人が多い、ということです。
資格や転職、英語などの”手段”は、いわば枝葉末節にすぎません、目標にはなり得ません。もっと幹とも言うべき、ものごとの本質について考える必要があります。

本屋で立ち読みした「はじめに」で購入を決意した部分を抜粋しました。
自分がとても心惹かれ、図星をつかれ先が気になって仕方が無く、これを読まなければいけないと思わされた。
でも、ちょっと期待はずれでした。


自分が期待していた方向性とは異なる本文で、はじめにと本文にずれを感じました。
本編では、前半部分は企業の事業計画の建て方について、書かれてあります。内容的には大学で受けたマーケティング論入門っぽいものです。その後、唐突という印象がぬぐいきれない形で自分の人生も事業戦略を立てるのだと書かれてありました。
「事業戦略の書き方、考え方入門」を書きたかったのか、「はじめにで衝撃を受けた部分」について書きたかったのか、どっちなのかを疑いだす始末。僕の中での結論は、「書籍名、はじめにの前半は、本を売るためにマーケティング戦略で書かれた物」です。著者が書きたかったのは、事業戦略の考え方なのだろうと。
なんで引用部分で心を惹かれた方は、購入しない方が良いと思う。そこに惹かれた場合は、最後まで読んでもきっと落胆すると思う。この本は、他力本願な人はお断りなのだろう。でも事業戦略の考え方に興味がある人なら、入門書としては良いかも。